京都府についてのWebサイト「京都府観光特集」の清水寺

 

京都観光清水寺

京都市東山区にある清水寺は、清水の舞台で知られている寺です。古都京都の文化財としてユネスコの世界遺産にも登録されています。ご本尊は千手観音ですが、この本堂本尊の千手観音立像は33年に1度開扉の秘仏で、写真も公表されていません。一般の人は中々見る事も出来ない本尊ですが、秘仏本尊を模して造られた「お前立ち像」の写真は公開されています。写真によると本像は42本の手のうち、左右各1本を頭上に伸ばして組み合わせ、化仏(けぶつ)を捧げ持つ特殊な形式の像で、このように脇手の内の2本を頭上に掲げる形の千手観音については経典に典拠がない為、由来等は未詳だそうです(このような形式の像を清水寺形千手観音と称するほど)。奥の院本尊の秘仏千手観音坐像にいたっては、2002年に重要文化財に指定された事によって翌2003年に243年ぶりに開帳されたほどの秘仏で、形も特異な形の像だそうです。清水寺は元々は法相宗に属していましたが、現在は独立して北法相大本山を名乗っています。

清水寺の起源は、778年(宝亀9年)に延鎮上人が音羽の滝の上に庵を結び、千手観音を祭ったのが始まりで、その後、798年(延暦17)に坂上田村麻呂が長岡京の旧紫宸殿を移築して堂宇を建造したと伝えられています。断崖に立つ舞台造の本堂(国宝)は徳川家光が1633年(寛永10)に再建したもので、優美な寝殿造が踏襲されています。139本の柱が支える舞台からは京都市街を一望出来ます。三重塔(重要文化財)も同時期の再建です。石段下には3筋の水が流れる音羽の滝があり、飲めば長寿、健康、学問に御利益があると言われています。西国三十三カ所第16番札所でもあります。

平安京遷都以前からの歴史を持つ寺院は京都でも少なく、この清水寺はその1つです。日本でも有数の観音霊場としても有名で、金閣寺や嵐山と並んで京都市内では1、2を争う人気の観光地として年間通して国内外からの参詣者が訪れています。ちなみに、思い切って物事を決断する事を清水の舞台から飛び降りるつもりでと表す事がありますが、清水寺の古文書調査によると、実際に清水の舞台から飛び降りた人が1694年から1864年の間に234人もいたそうで、その生存率は85.4パーセントだったそうです。これにより1872年(明治5年)に政府が飛び降り禁止令を出し、柵を張る等の対策を施した事で舞台からの飛び降りは減少したそうです。この飛び降り防止の柵は現在も残っていて見る事が出来ます。