京都府についてのWebサイト「京都府観光特集」の永観堂

 

京都観光永観堂

京都市左京区にある永観堂は、永観堂の名で知られていますが正式には禅林寺という浄土宗西山禅林寺派総本山の寺院です。ご本尊は阿弥陀如来で、空海の高弟の真紹僧都が創立者です。境内に約3000本の紅葉が植えられている事から「秋はもみじの永観堂」と言われるほどの紅葉の名所で、京都に3箇所あった学問研究所である勧学院の一つでもあります。

この永観堂の本尊阿弥陀如来立像は、顔を左に曲げた特異な姿をした像で、この像についての伝承によると、1082年(永保2年)に当時50歳だった永観が、日課の念仏を唱えつつ阿弥陀如来の周囲を行道していたところ阿弥陀如来が須弥壇から下り、永観と一緒に行道を始め、驚いた永観が歩みを止めると、阿弥陀如来は振り返って一言、「永観遅し」と言ったと言われていて、永観堂の阿弥陀如来像はそれ以来首の向きが元に戻らず、そのままの姿で安置されているそうです。左後方を振り返っている姿に見える事から「みかえり阿弥陀」とも呼ばれています。

永観堂という名は、永観律師が念仏修行の場として民衆を救った功績から、永観堂と呼ばれるようになったそうです。境内には、地形の高低差を生かして多くの建物が建っていて、それらの建物の間は渡り廊下でつながれています。その建物の中でも景観上重要な位置を占めている多宝塔は、境内の最も高い位置にあり、1928年(昭和3年)に篤志家の寄付で建設された物です。秋のもみじの中に浮かび上がるように見える多宝塔の景色は美しく、ライトアップされた姿は絶景です。